メンヘラは現実を見ろ

内観、自助グループ、学習、宗教、自己表現など様々なツールを使って愛着障害と供依存からの回復を図る電波なメンヘラの心象風景

ポーチングのセミナーに参加してきました。

先日ポーチングのセミナーに参加してきたのでその感想をシェアします。

 

ポーチングはまだあまり日本では知られていないものなので、

 

ポーチングとは何ぞや?

 

と思われる方も多いんじゃないでしょうか。

 

その点私は意識高めのニートなので、心理学とか自己啓発とか成功哲学とかが大好物で

時々そういう学びの場にモチベーションを高めに行って、より洗練されたニートになるべく自己投資しているのです。

 

普通に生活していたらなかなか知り合うことのできない職種の方々のお話を伺うだけでも貴重な経験になります。

 

本当、素晴らしい出会いに感謝です☆ミ

 

で、このところ

いただいた名刺の中に

「○○認定プロポーチ」

とかの肩書をよく見かけるようになってきたので、

 

ポーチングって最近よく聞くけど何なの?

 

プロポーチって何して食ってんの?

 

と素朴な疑問をアウトソーシングしたところ、

 

 

ポーチングとは

ポーチングとは、本人特有の感情や思考の働きを行動の力に変えることで、目標達成や自己実現を促すコミュニケーション技術です。


ポーチング技術 =答えを創り出す=

ポーチング(Poaching)と聞くと、スポーツの分野などにおいて監督が選手を教え導く、すなわちティーチング(Teaching)をイメージされるかも知れません。しかし、 ポーチングとティーチングは異なる方法です。一般にティーチングは、親・先生・管理職などの立場にある者が、子・生徒・部下などを、豊かな知識や経験に基づき、目標達成へと導くための指導方法です。そのため、指示・命令型の答えを与えるコミュニケーションに陥る傾向があるようです。
一方、ポーチングでは「答えを与える」のではなく、「答えを創り出す」サポートを行います。この考え方は

「答えはその人の持っているウェストポーチの中にある」

というポーチングの原則に基づいています。(引用元:日本ポーチ連盟HP)

 

という明確なヴィジョンがフィックスされました。

 

なるほど!!

そもそも相手がウエストポーチを持っていないと成り立たない前提だというごくごく小さな盲点に目をつぶれば全く新しい視点の対人支援だ。

オラ何だかわくわくしてきたぞ。

 

となり、もろ手を挙げてポーチングのセミナーに参加することにしたのです。

 

しかもわたしの申し込んだポーチングスクールのセミナーは説明会や体験セミナーを頻繁に開催しており、初回の参加は無料とのこと。

 

わたしはどちらかというとお金を払うよりお金をもらう方が好きなタイプの人間なのですが、

ニートになってからは誰もお金をくれないので、無料はとても助かります。

 

本当、素晴らしいスクールに感謝です☆ミ

 

 

参加要項では当日必要な持ち物は

 

・筆記用具

・ウェストポーチ

 

だけでよかったのですが、

 

わたしはウェストポーチの入手が間に合わず、

 

友人に

「これからポーチングのセミナーに行くんだけど、ウェストポーチ持ってたら貸してくれない?」

 

と聞いてみたところ、

 

「はぁ?何かまた変なとこに顔出してんの?今どきウェストポーチなんか持ってないよ。それよりうちのチャッピー散歩さしてきてくんない?」

 

と言われたので背に腹は代えられず、チャッピー(ミニチュアダックスフンド♂4歳)を腰に巻いて行くことにしました。

 

あと、こういう場所で出会った人たちとはよく名刺交換する流れになるので名刺も持っていきたいところです。

 

でもニートの私は名刺を持っていないので、

何か代わりになるものはないかな?

とこれまた友人に打診してみると、

吐き捨てるような顔で旅行先で買ったUNOを投げてよこしてきました。

 

本当、素晴らしい友人に感謝です☆ミ

 

 

 

会場に足を運んでみると意外にも豪華なホテルで、

会議室や研修室を想像していた私は少し気後れしつつ、

ポーチングスクール儲かってんなーと思ったりしながら

入口のところで受付を済まそうとすると、

チャッピーミニチュアダックスフンド♂4歳)を見た受付のお姉さんに

 

「ペットご同伴での入場はちょっと…」

 

と止められそうになりました。

 

「すみません、ウェストポーチを用意できなかったもので…」

 

「はぁ…」

 

「(どうしよう…)」

 

私が困り果ててチャッピーミニチュアダックスフンド♂4歳)の脇腹を撫でながらもぞもぞしていると、

 

後ろから歩いてきた人物がただならぬ存在感を放ちながら、

よく響く通った声で

 

「ありのままのあなたでいいんじゃない?」

 

と言いながら会場に入ってきた。

 

「は!○○先生!!おはようございます!!」

 

その場の空気が一変するのを感じた。

 

このただならぬ存在感の人物が、今日の講師らしい。

 

私は息をのんだ。

 

素人目にもわかる。

 

ポーチングのことは全く分からないがそんな私が一目見ただけでもわかる…!

 

この人はただ者じゃない…!!

 

何がすごいって、その巻いているウェストポーチの数だ。

数百はあるんじゃないか。

 

ウェストに巻ききれず手足や顔や身体中のいろんな箇所に巻いているポーチでもはや顔も性別も年代も分からない。

 

この人はそういうレベルで生きてるんじゃない。

 

この人は、ポーチそのものになろうとしているのだ。

 

まさにレジェンド・オブ・ポーチ。

そう、私は今伝説を目の当たりにしている…!!

 

わけのわからない感動に包まれていると、伝説のポーチが口を開いた。

 

「どうしたの?△△ちゃん(受付のお姉さん)」

 

「えーっと…この方がウェストポーチの代わりにミニチュアダックスフンドを…」

 

「うんうん、わたしにもそういう時があったよ。」

 

…すごい共感力ですねポーチ!!

そうかこんなすごいポーチも昔はミニチュアダックス腰に巻いてたときがあったんだ。

 

わたしは一人じゃなかったんだ。

 

このままのわたしでいいんだ。

 

「わたしが日本でポーチングを始めた頃はまだ認知度が低くてね…」

 

…ぁやっぱりこういう時自分の昔の苦労話しにつなげるんですねポーチ!!

やっぱりご自身の経験から語られる言葉は説得力があるなぁぁ!

 

「先生そろそろお時間が…」

 

「はいはい」

 

するとそういった自発的なサジェスチョンがブレイクスルーに繋がったようで、

その場に居た全員が共同体感覚に包まれた瞬間にパラダイムシフトが起きた。

 

「ウェストポーチに見えなくもないか…時間ないし。」

 

「そうですね、時間ないし。どうぞこちらにお名前の記入お願いします。」

 

クールなタイムマネージメントがプライオリティされた。さすが結果にコミットしているビジネスパーソン達だ。

 

本当、素晴らしい受付に感謝です☆ミ

 

 会場に入ると参加者は200人近くいて、

さすが新たなコミュニケーションスキルを学ぼうという意欲を持ってきている人達らしく、200人全員が鏡を取り出して前髪をいじっていた。

 

さすが意識高い人たちは身だしなみもきちんとしてるんだなぁ。

ファーストインプレッション大事ですもんね。

 

本当、素晴らしい前髪に感謝です☆ミ

 

 

前髪をいじり終わった人に

 

「こんにちは」

 

こちらから挨拶してみたりしたが、

今度は全員自撮りをしてSNSにアップし始めたので、

無視されたり、こちらに気づいてなかったり、

 

「ぁーどうもー」

 

スマホをいじりながらこちらを見ようともせず気のない返事が返ってくるというのが40人くらい続いて何だかもう帰ろうかな、

 

というかこの人達意識高すぎて現実の身近な人間関係でコミュニケーションまともにとれてないんじゃないかなと心配になりはじめた頃、講演が始まった。

 

 

 

伝説のポーチの講演は素晴らしく、私は深い感銘を受け多くの刺激と新しい視点を獲得した。

イノベーション・ザ・フューチャー。

 

講演後、リソースを再構築してチェンジアップした私は、

アップデートした知識をボトムアップしてアウトプットするべくそこら中の人に熱く語りかけた。

 

さっきまでよそよそしく見えた他の参加者もレジェンド・オブ・ポーチのカリスマ性を前にした後は妙な高ぶりと一体感で応じてくれた。

 

何だ。みんな話せばわかるいいやつじゃないか。

 

私たちは熱く語り合った。

 

今さっき会ったばかりのお互いをまるで古くからの友人のように感じながら。

 

人生について、

仕事について、

夢について、

そして、愛について…

 

「今度一緒に何かやりましょう!」

 

「一緒に楽しいことしましょう!」

 

「今回だけで終わらせず次につなげていきましょう!」

 

皆が瞳孔の開いた焦点の定まっていない目で次々とポーチング講座申し込みの契約書にサインしている。

 

中には感極まって泣いている感受性の高い人もいた。

 

もちろん私も泣きながらその場でプロポーチ養成コース30万円に分割払いで申し込んだ。

 

まさかこの場に居る全員がこのスクールでポーチングを共に学ぶ かけがえのない仲間になるなんて!

 

人生は驚きの連続だ!

 

そしてもの凄い勢いでフェイスブックの申請をしたりされたりしていたのだが

 

それぞれのウェストポーチから名刺を取り出し、

交換する段になってUNOしか持ってきていない自分が少し恥ずかしくなった。

 

皆かっこいい肩書を持っている。

 

「へぇスゴーイ、クリエイタ―さんなんですね。 ぁ、すみません私今ニートなもんでUNOしかなくって…」

 

数字の札を渡せる時はまだいい方だ。

 

「企業向けのコンサルタントですか、スゴーイ!ぁ、すいませんリバースなんでこの名刺お返しします。」

 

「ほぅライフスタイルアドバイザーっていう仕事があるんですねー、あぁ!スキップが出ちゃったんでこの名刺いりません。」

 

失礼かなと内心思いながらも、

 

人と自分を比べたりしなくていい、

 

名刺を渡す人、

 

UNOを渡す人、

 

みんなちがって、みんないい。

 

本当の自分を見せて、

 

嫌われてしまったのなら、

 

それはそれで仕方のないこと。

 

わたしはもう、

 

自分にうそをつくのはやめにするんだ。

 

自分がニートであることを恥じたりしない。

 

働きたくない。

 

とにかく働きたくない。

 

この気持ちはもう、

 

誰にも止められない。

 

 

等と一人語りのようにポエティックに自分に言い聞かせていたのだが、

 

 

さすがに200人ものほぼ全員と名刺交換することになるとは思っておらず、

ドロウ・フォーなんかもあるので手持ちのUNOでは足りなくなってきた。

 

どうしたものかと思いながらも次々と意識の高いポーチの卵たちと交流しながら

何となく彼らを観察していたら、

 

彼らの提供しようとしているサービスや重視している価値観、

そして身につけているウェストポーチにはそれぞれ傾向があり、

 

・ビジネスで成功して金持ちになろう系

 ブランド物。スタイリッシュかつ機能的にも優れたもの

 

・女性がもっと自分らしく輝く世の中に系

 フェミニンな中にも大人の女性の気品を感じさせるデザイン性の高いもの

 

・好きな事を仕事にして毎日ワクワク系

キャラクターものや手作りなど個性的なデザインのもの

 

・丁寧でエコな暮らし系

 麻などの天然素材、絞り染め、ボタンも貝や木などナチュラルなもの

 

 

の4つにざっくり分けられるということに気付いた。

 

重複していたり似ている部分もあるが、 

 

もちろん、全てにおいて共通しているのは、

 

「自分のできること、持っているスキルで人の役に立ちたい」

 

という、メサイアコンプレックス純粋な他者貢献の思いだ。

 

 

 

ちょうどUNOも4色なので、すでに集まった名刺を

 

・収入upビジネス系→黄色

 

・輝く女性系→赤色

 

・好きな仕事系→青色

 

・丁寧な暮らし系→緑

 

と上記のように色分けし、

残り少ないカードに混ぜて対応することにした。

 

多様な個性を持ったこのポジティブでクリエイティブな人達をこんな風にざっくりと仕分けるのは申し訳ない気もしたが、

 

彼等ならきっとこんな私のありのままを受け入れ、

私が私らしく生きることを応援してくれることだろう。

 

本当、素晴らしい名刺に感謝です☆ミ

 

こうして私はポーチングセミナーでお金では買えない貴重な体験をし、

写真には写らないドブネズミのような美しさをリンダリンダしながらチャッピーを散歩させて帰った。

 

本当、素晴らしい出会いに感謝です☆ミ