メンヘラにもいろんなタイプのメンヘラがいます
最近いろんな人から
「よしみんてうんことかすんの?」
ってよく聞かれるので今日はその話をしましょうね。
ったくお前ら本当にうんことか好きだな。
まぁ私は脳にウジがわいているメンヘラですが顔はアイドルみたいにかわいいので、その口から摂取された食物がうんこになって肛門から排泄されるということがにわかに信じがたい気持ちはわかります。
率直にお答えすると、
よしみんはメンヘラなのでうんこはしません。
もちろんメンヘラにもうんこをするタイプのメンヘラもいます。
健全な精神と揺るぎなき自己肯定感と嫌われる勇気を持っている非メンヘラの皆さんにはあまり知られていない事かと思いますが、
メンヘラには大きく二つに分けて、うんこをするタイプのメンヘラと、うんこをしないタイプのメンヘラがいます。
今のわたしは後者に入ります。
『今の』、と言ったのは、
実は…わたしも昔はうんこをするほうのメンヘラだった時期がありました。
今だから言えることなんですけど…
ひどい時期には毎日うんこしてる時もありましたね。もうその頃は毎日うんこするのが当たり前みたいになってて。 1日一回では飽き足らず朝晩で2回とかうんこしてました。
本当、何であんなことしちゃってたんだろう。
でもね、あるとき思ったんです。
こういうことは、もうやめようって。
そうだ。人間うんこなんかしなくても生きていけるじゃん。
自分はうんこしないとだめなんだ、そういうやつなんだって、そうやって自分で自分のこと決めつけてた。
寂しかったんだと思います。
うんこするのをやめるのは、正直怖かった。
その頃つるんでた仲間は私がうんこやめるって言ったら、色々言ってきたよ。
「何かノリ悪くなった」とか、「うんこしないやつは仲間じゃない」って離れていく子もいたし、「ダイエットにいいからよしみんもした方がいいよ」って誘ってくる奴もいた。
でもその中に、
「あんたも守るもんができたんだね。もうこんなとこ戻ってきちゃだめだよ。」
って言って送り出してくれた先輩がいた。
「絶対わたしみたいになっちゃだめだよ。」
先輩はうんこをもらしながら言った。
うんこをもらしているが目は真剣だった。
「はい。ここに来るのは今日で最後にします。…クソお世話になりました!!」
私は泣いていた。
私もうんこをもらしていた。
あの日を最後に私はうんこをしていません。
とはいえ私も霞を喰って生きているわけではないので、
食べるものを食べたら出すものは出さねば自然の摂理に反します。
自然の摂理に反しますと生きてはいけませんので、
うんこをやめた私がどうやって排泄行為をしているか、というお話をこれからしていきますね。
ちょっとしたコツさえつかめば誰でもできる方法なので、
自分もうんこやめてみたいなーって思ってる方とか、
うんこしない生活にちょっとでも興味ある方のお役に立てれば幸いです。
まずは普通にトイレに行きます。鍵はちゃんとかけましょう。
(ここまではうんこする人と一緒です。)
洋式便座のふたを閉じます。
(和式トイレの場合はまた違うやり方になるので後日和式トイレ編を書きます。)
そして何か壮大なことに思いを馳せます。利益目的の戦争、飢餓、暴力や差別、どこまでも深い人間の業と、それらをすべて包み込むもっと深い愛についてとかそういったことで結構です。
上手に思いを馳せることができると、全ての報われない魂が排水溝を通って集まってきて、便器の中がどんよりしてくるので便座のふたは絶対に開けないようにしましょう。
(体調を崩したり、悪夢を見たりする事があります。)
その時あなたの心にほんとうの慈悲心が芽生えていれば祝福の天使が現れます。
どこからともなくジャスミンの香りが漂ってきて、アイネ・クライネ・ナハトムジークの音楽とともに天井から白い羽根が降ってきます。光り輝く虹色の銀河が現れる時もあります。
祝福の天使はかわいらしい子どもの姿をしています。天使の背中には真っ白な白鳥のような美しい翼が生えていますので、
両手でその天使の羽をつかみ、天使がひるんだ隙にみぞおちにひざ蹴りを入れて、魑魅魍魎の蠢く便器に流します。
私がトイレ行くと大体こんな感じです。
なのでもし私がトイレ行ってなかなか戻って来なくても、
ぁーよしみんトイレ長いなうんこかなーって思うんじゃなくて
ぁーよしみん今天使の祝福をうけているんだなーって思ってください。
マンションの前に自転車泥棒がいたので3回殴った
昔会った自転車泥棒の話しでもしましょうね。
その日も梅雨があけるか明けないかという頃で寝苦しい夜でした。
仕事もせず昼夜逆転した不規則な生活を送っていた私は、
夜中にどうも情緒が安定せず、
開け放した窓の外から聞こえてくる猫の盛りの声など聞いていると妙に血がたぎるので、
家でじっとしている気になれず散歩に出たのでした。
適当なシャドウボクシングのような動きをしながら夜道を歩いて帰ってくると、
マンションの前の駐輪所の私の自転車の前で何やら不審な動きをしている奴がいました。
…自転車泥棒だ!!
よし、
殴ろう。
ちょうどむしゃくしゃしていて誰かを殴る口実のほしかった私は、
そいつをぼこぼこにすることにしました。
「こんばんは。」
先ず声をかけました。私は礼を重んじるほうなのです。
「私はその自転車の持ち主です。あなたに会えてとてもうれしい。」
「こんばんは。わたしもあなたに会えてとてもうれしい。」
「あなたはとてもハンサムですね。ところであなたは自転車泥棒ですか?」
「いいえ、わたしは自転車泥棒ではありません。」
「殴ってもいいですか?」
「どうぞ。」
「ありがとう。」
ゴスッ
「ここで何をしていたんですか?」
「いたた…自転車を修理していました。」
見ると後輪のブレーキのゴムが新しくなっている。
「止まろうとする度にキュキュー!ってすごい音が鳴っていたでしょう。油もさしておきました。ちょっと乗ってみてください。」
乗ってみると、確かにブレーキの利きが全然違う。
錆びていたチェーンもギシギシいわなくなっている。ペダルも軽くなったようだ。
「わぁすごい止まりやすくなってる!ありがとう!」
「いいえ。」
気を良くした私は一人でケラケラ笑いながら軽業師のように自転車でその場にくるくると小さな円を描いた。
「あなたは親切な人ですね!それにとってもハンサムだ!どこのどなたか存じませんが!」
「はぁ…」
「殴ってもいいですか?」
「どうぞ。」
「ありがとう。」
ゴスッ
「いたた…あなたの方こそ、こんな夜中に何を?」
「いやー、何だかイライラして眠れなくって。」
「女性の一人歩きは危ないですよ。最近夜寝れてないみたいだけど、明日も早いんでしょう?大丈夫ですか?」
「ビッグなお世話だよまた殴られたいかクソ虫が」
「どうぞ。」
「ありがとう。」
ゴスッ
「…いたた。ははは」
「何かおかしいですか?」
「相変わらずだな、と思って。」
「…?」
私は自転車泥棒(?)の顔をまじまじと見た。
一見人の良さそうな顔をしている。
「…ははは、そんなに見られると何か照れるな。」
相手の目をじーっと見ていたら何だかクラクラしてきた。
「…あの、どっかでお会いしました?」
思い出そうとすると、頭がぼーっとする。
催眠術でもかけられたみたいだ。
「いや、元気そうで安心した。じゃあ僕帰ります。」
自転車泥棒(?)は帰って行った。
一年ほど前の話しだ。
何だかあれから
また来てないかな~
ってマンションの前の駐輪所を通るたんびに探してしまっている自分がいる。
「お嬢さん、その自転車泥棒はこの写真の男でしたか?」
「そうです。刑事さんこの人の事知ってるんですか?」
「クソッ!一足遅かったか…奴めまんまと盗みおって…」
「いいえ、あの方は何もとらなかったわ。むしゃくしゃしてる私のために自転車を修理して3回殴られてくれたんです。」
「いや、奴はとんでもないものを盗んで行きました。」
「…。」
「あなたの羞恥心です!!」
「…はい。」
私は全裸でうなずいた。
そういえばあの日から一度も服を着ていない。
僕のファクトリー
週3くらいですがバイトを始めました。
何かよくわからない工場で、よくわからない物が入った缶づめを作っています。
『何が入ってるかわからない缶詰』って15年くらい前にテレビのニュースで話題になったことあるから知ってる人もいるんじゃないかな。
流行ってた頃は日本橋とかでラベルもなんも貼ってない銀色の缶詰がこうだーっと天井まで山積みに積んで売ってたの、
見た事ある人は覚えてるんじゃないかな。
宝くじの一億円の当選券が入ってたとかで、当時は買い占める人とかいたんだけど。
まぁ大体これどうすんのよみたいなものが入ってるんですよ。
だっさいハンカチとか。
キーホルダーとか。
よくわかんない何かの部品とか。
わたしも宝くじ騒動の時ひとつだけ買ってみたけど、
すごい達筆な文字で
「冷やし中華始めました」
って書いた紙が入ってました。
でも時々本当に不思議なものが入ってるらしくて。
友達の中に
「子どものころ失くしたキンケシが入ってた。名前も書いてあったからまちがいない。わけわからん…あの缶詰作ってる工場ってどうなってんだろ?」
って不思議がってる子がいました。
いやー、
まさかその工場が大阪にあるとは。
しかも普通に派遣のアルバイトを雇ってるとは。
工場に入ると何かよくわからないけど巨大な機械があって、
ベルトコンベアで空の缶が流れてくると、
機械の口?みたいなとこから
どぅるん、どぅるん、てなんかよく分からない物がでてくるんです。
その出てくるところじーっと見てるだけの仕事なんですけどね、
めっちゃ楽なわりにすっごい時給いいんですよ。
別に数数えて報告ーとかしなくていいし、人と話さなくていいからすっごい楽なんですけど。
ただね、
本当にね、じーっと見てても何かよく分からないんですよ。
でも缶のふたが閉まる直前に何かの形に見える時があって、
蛙に見えたり、
果物に見えたり、
自転車に見えたり、
昔好きだった女の子の顔に見えたり、
地図に見えたり、
何か言葉で言い表すのがむずかしいんだけどそれを見てると夏休みの最後の日みたいな気持になったり、
今朝見た夢のことを突然思い出したり、
恐ろしいものに見える時もあるんだけどね、
うわ!こわっ!!
ってなっても一瞬だけですぐ缶のふたが閉まっちゃうから。
そんな感じだから飽きることがなくてずーっと見ちゃうのね。
なんかね大体みんな頭おかしくなってやめちゃうんだって。
ポーチングのセミナーに参加してきました。
先日ポーチングのセミナーに参加してきたのでその感想をシェアします。
ポーチングはまだあまり日本では知られていないものなので、
ポーチングとは何ぞや?
と思われる方も多いんじゃないでしょうか。
その点私は意識高めのニートなので、心理学とか自己啓発とか成功哲学とかが大好物で
時々そういう学びの場にモチベーションを高めに行って、より洗練されたニートになるべく自己投資しているのです。
普通に生活していたらなかなか知り合うことのできない職種の方々のお話を伺うだけでも貴重な経験になります。
本当、素晴らしい出会いに感謝です☆ミ
で、このところ
いただいた名刺の中に
「○○認定プロポーチ」
とかの肩書をよく見かけるようになってきたので、
ポーチングって最近よく聞くけど何なの?
プロポーチって何して食ってんの?
と素朴な疑問をアウトソーシングしたところ、
ポーチングとは
ポーチングとは、本人特有の感情や思考の働きを行動の力に変えることで、目標達成や自己実現を促すコミュニケーション技術です。
ポーチング技術 =答えを創り出す=
ポーチング(Poaching)と聞くと、スポーツの分野などにおいて監督が選手を教え導く、すなわちティーチング(Teaching)をイメージされるかも知れません。しかし、 ポーチングとティーチングは異なる方法です。一般にティーチングは、親・先生・管理職などの立場にある者が、子・生徒・部下などを、豊かな知識や経験に基づき、目標達成へと導くための指導方法です。そのため、指示・命令型の答えを与えるコミュニケーションに陥る傾向があるようです。
一方、ポーチングでは「答えを与える」のではなく、「答えを創り出す」サポートを行います。この考え方は
「答えはその人の持っているウェストポーチの中にある」
というポーチングの原則に基づいています。(引用元:日本ポーチ連盟HP)
という明確なヴィジョンがフィックスされました。
なるほど!!
そもそも相手がウエストポーチを持っていないと成り立たない前提だというごくごく小さな盲点に目をつぶれば全く新しい視点の対人支援だ。
オラ何だかわくわくしてきたぞ。
となり、もろ手を挙げてポーチングのセミナーに参加することにしたのです。
しかもわたしの申し込んだポーチングスクールのセミナーは説明会や体験セミナーを頻繁に開催しており、初回の参加は無料とのこと。
わたしはどちらかというとお金を払うよりお金をもらう方が好きなタイプの人間なのですが、
ニートになってからは誰もお金をくれないので、無料はとても助かります。
本当、素晴らしいスクールに感謝です☆ミ
参加要項では当日必要な持ち物は
・筆記用具
・ウェストポーチ
だけでよかったのですが、
わたしはウェストポーチの入手が間に合わず、
友人に
「これからポーチングのセミナーに行くんだけど、ウェストポーチ持ってたら貸してくれない?」
と聞いてみたところ、
「はぁ?何かまた変なとこに顔出してんの?今どきウェストポーチなんか持ってないよ。それよりうちのチャッピー散歩さしてきてくんない?」
と言われたので背に腹は代えられず、チャッピー(ミニチュアダックスフンド♂4歳)を腰に巻いて行くことにしました。
あと、こういう場所で出会った人たちとはよく名刺交換する流れになるので名刺も持っていきたいところです。
でもニートの私は名刺を持っていないので、
何か代わりになるものはないかな?
とこれまた友人に打診してみると、
吐き捨てるような顔で旅行先で買ったUNOを投げてよこしてきました。
本当、素晴らしい友人に感謝です☆ミ
会場に足を運んでみると意外にも豪華なホテルで、
会議室や研修室を想像していた私は少し気後れしつつ、
ポーチングスクール儲かってんなーと思ったりしながら
入口のところで受付を済まそうとすると、
チャッピー(ミニチュアダックスフンド♂4歳)を見た受付のお姉さんに
「ペットご同伴での入場はちょっと…」
と止められそうになりました。
「すみません、ウェストポーチを用意できなかったもので…」
「はぁ…」
「(どうしよう…)」
私が困り果ててチャッピー(ミニチュアダックスフンド♂4歳)の脇腹を撫でながらもぞもぞしていると、
後ろから歩いてきた人物がただならぬ存在感を放ちながら、
よく響く通った声で
「ありのままのあなたでいいんじゃない?」
と言いながら会場に入ってきた。
「は!○○先生!!おはようございます!!」
その場の空気が一変するのを感じた。
このただならぬ存在感の人物が、今日の講師らしい。
私は息をのんだ。
素人目にもわかる。
ポーチングのことは全く分からないがそんな私が一目見ただけでもわかる…!
この人はただ者じゃない…!!
何がすごいって、その巻いているウェストポーチの数だ。
数百はあるんじゃないか。
ウェストに巻ききれず手足や顔や身体中のいろんな箇所に巻いているポーチでもはや顔も性別も年代も分からない。
この人はそういうレベルで生きてるんじゃない。
この人は、ポーチそのものになろうとしているのだ。
まさにレジェンド・オブ・ポーチ。
そう、私は今伝説を目の当たりにしている…!!
わけのわからない感動に包まれていると、伝説のポーチが口を開いた。
「どうしたの?△△ちゃん(受付のお姉さん)」
「えーっと…この方がウェストポーチの代わりにミニチュアダックスフンドを…」
「うんうん、わたしにもそういう時があったよ。」
…すごい共感力ですねポーチ!!
そうかこんなすごいポーチも昔はミニチュアダックス腰に巻いてたときがあったんだ。
わたしは一人じゃなかったんだ。
このままのわたしでいいんだ。
「わたしが日本でポーチングを始めた頃はまだ認知度が低くてね…」
…ぁやっぱりこういう時自分の昔の苦労話しにつなげるんですねポーチ!!
やっぱりご自身の経験から語られる言葉は説得力があるなぁぁ!
「先生そろそろお時間が…」
「はいはい」
するとそういった自発的なサジェスチョンがブレイクスルーに繋がったようで、
その場に居た全員が共同体感覚に包まれた瞬間にパラダイムシフトが起きた。
「ウェストポーチに見えなくもないか…時間ないし。」
「そうですね、時間ないし。どうぞこちらにお名前の記入お願いします。」
クールなタイムマネージメントがプライオリティされた。さすが結果にコミットしているビジネスパーソン達だ。
本当、素晴らしい受付に感謝です☆ミ
会場に入ると参加者は200人近くいて、
さすが新たなコミュニケーションスキルを学ぼうという意欲を持ってきている人達らしく、200人全員が鏡を取り出して前髪をいじっていた。
さすが意識高い人たちは身だしなみもきちんとしてるんだなぁ。
ファーストインプレッション大事ですもんね。
本当、素晴らしい前髪に感謝です☆ミ
前髪をいじり終わった人に
「こんにちは」
とこちらから挨拶してみたりしたが、
今度は全員自撮りをしてSNSにアップし始めたので、
無視されたり、こちらに気づいてなかったり、
「ぁーどうもー」
とスマホをいじりながらこちらを見ようともせず気のない返事が返ってくるというのが40人くらい続いて何だかもう帰ろうかな、
というかこの人達意識高すぎて現実の身近な人間関係でコミュニケーションまともにとれてないんじゃないかなと心配になりはじめた頃、講演が始まった。
伝説のポーチの講演は素晴らしく、私は深い感銘を受け多くの刺激と新しい視点を獲得した。
イノベーション・ザ・フューチャー。
講演後、リソースを再構築してチェンジアップした私は、
アップデートした知識をボトムアップしてアウトプットするべくそこら中の人に熱く語りかけた。
さっきまでよそよそしく見えた他の参加者もレジェンド・オブ・ポーチのカリスマ性を前にした後は妙な高ぶりと一体感で応じてくれた。
何だ。みんな話せばわかるいいやつじゃないか。
私たちは熱く語り合った。
今さっき会ったばかりのお互いをまるで古くからの友人のように感じながら。
人生について、
仕事について、
夢について、
そして、愛について…
「今度一緒に何かやりましょう!」
「一緒に楽しいことしましょう!」
「今回だけで終わらせず次につなげていきましょう!」
皆が瞳孔の開いた焦点の定まっていない目で次々とポーチング講座申し込みの契約書にサインしている。
中には感極まって泣いている感受性の高い人もいた。
もちろん私も泣きながらその場でプロポーチ養成コース30万円に分割払いで申し込んだ。
まさかこの場に居る全員がこのスクールでポーチングを共に学ぶ かけがえのない仲間になるなんて!
人生は驚きの連続だ!
そしてもの凄い勢いでフェイスブックの申請をしたりされたりしていたのだが
それぞれのウェストポーチから名刺を取り出し、
交換する段になってUNOしか持ってきていない自分が少し恥ずかしくなった。
皆かっこいい肩書を持っている。
「へぇスゴーイ、クリエイタ―さんなんですね。 ぁ、すみません私今ニートなもんでUNOしかなくって…」
数字の札を渡せる時はまだいい方だ。
「企業向けのコンサルタントですか、スゴーイ!ぁ、すいませんリバースなんでこの名刺お返しします。」
「ほぅライフスタイルアドバイザーっていう仕事があるんですねー、あぁ!スキップが出ちゃったんでこの名刺いりません。」
失礼かなと内心思いながらも、
人と自分を比べたりしなくていい、
名刺を渡す人、
UNOを渡す人、
みんなちがって、みんないい。
本当の自分を見せて、
嫌われてしまったのなら、
それはそれで仕方のないこと。
わたしはもう、
自分にうそをつくのはやめにするんだ。
自分がニートであることを恥じたりしない。
働きたくない。
とにかく働きたくない。
この気持ちはもう、
誰にも止められない。
等と一人語りのようにポエティックに自分に言い聞かせていたのだが、
さすがに200人ものほぼ全員と名刺交換することになるとは思っておらず、
ドロウ・フォーなんかもあるので手持ちのUNOでは足りなくなってきた。
どうしたものかと思いながらも次々と意識の高いポーチの卵たちと交流しながら
何となく彼らを観察していたら、
彼らの提供しようとしているサービスや重視している価値観、
そして身につけているウェストポーチにはそれぞれ傾向があり、
・ビジネスで成功して金持ちになろう系
ブランド物。スタイリッシュかつ機能的にも優れたもの
・女性がもっと自分らしく輝く世の中に系
フェミニンな中にも大人の女性の気品を感じさせるデザイン性の高いもの
・好きな事を仕事にして毎日ワクワク系
キャラクターものや手作りなど個性的なデザインのもの
・丁寧でエコな暮らし系
麻などの天然素材、絞り染め、ボタンも貝や木などナチュラルなもの
の4つにざっくり分けられるということに気付いた。
重複していたり似ている部分もあるが、
もちろん、全てにおいて共通しているのは、
「自分のできること、持っているスキルで人の役に立ちたい」
という、メサイアコンプレックス純粋な他者貢献の思いだ。
ちょうどUNOも4色なので、すでに集まった名刺を
・収入upビジネス系→黄色
・輝く女性系→赤色
・好きな仕事系→青色
・丁寧な暮らし系→緑
と上記のように色分けし、
残り少ないカードに混ぜて対応することにした。
多様な個性を持ったこのポジティブでクリエイティブな人達をこんな風にざっくりと仕分けるのは申し訳ない気もしたが、
彼等ならきっとこんな私のありのままを受け入れ、
私が私らしく生きることを応援してくれることだろう。
本当、素晴らしい名刺に感謝です☆ミ
こうして私はポーチングセミナーでお金では買えない貴重な体験をし、
写真には写らないドブネズミのような美しさをリンダリンダしながらチャッピーを散歩させて帰った。
本当、素晴らしい出会いに感謝です☆ミ
ポケットサイズ右大臣
Amazonで「ポケットサイズ右大臣」なるものを買いました。
以前から右大臣に興味はあったのですが、贅沢品というイメージがありなかなか購入には至りませんでした。
今回、定価6000円の右大臣がタイムセールで598円になっていたので思わずポチり。
これを機会に生活の中に右大臣を取り入れてみようかと思います。
合わせやすいブラックがよかったのですが売り切れだったので、シルバーとホワイトで迷った末シルバーにしました。
プライムお急ぎ便で購入してその日の午後に届きました。
箱を開けてびっくり!
まさに自分が思い描いていた理想の右大臣です。
シルバーの裃も安っぽいラメではなく高級感があり、サイズ感もばっちりです。
少し小さいというレビューがいくつかありましたが自分はスーツの胸ポケットに入れて使用するつもりなのでこのくらいが丁度いいです。
肩に乗せて使用する場合はもうワンサイズ上の右大臣か、セキセイインコをお勧めします。
ただすっかり気に入って毎日使用していたら一週間ほどで左大臣になってしまいました。
これはうっかり右大臣を左の胸ポケットに入れて使用していた自分のミスでなのですが、
電話でメーカーに問い合わせたところ非常に丁寧に対応して下さり、
賄賂のやり過ぎで悪代官になってしまった時の成敗の仕方なども教えていただきました。
最近は安い中国製の右大臣も出回っておりますが、やはり長く使うことを考えたらメイド・イン・ジャパンですね。
色違いの購入も検討中です。
ぼくはおっぱいマン!!
やぁみんな!
ぼくはおっぱいマン!
この荒れ果てた地に突然降り立ったヒーローさ。
ぼくは変身して空を飛んだりしない。
ミサイルを出したりもしない。
いつもまるごしさ!
敵が現れたら、
おっぱいで顔をはさんで窒息死させるんだ。
ぼくにできることと言ったらそれだけさ!
え?生活費はどうしてるかって?
実家から出たことがないから考えたことがないな。
ぼくはいつも世界平和のことを考えているよ!
【 おっぱいマンのテーマ】
作詞: よしみん
作曲: よしみん
とても湿気が多い日
あなたは今日も
シリカゲル一気食い
朝から全裸で
シリカゲル一気食い
(セリフ)
「ねぇあなたのアゴはいつから
そんなに割れているの?
一体何歳くらいから
割れ始めたの?
それとも産まれた時から
アゴの割れた赤ちゃんだったの?」
断片的な思い出よ
good-bye僕の
外れやすい第二関節よ
(セリフ)
「眠れないのかい?
さぁ、このキッチンハイターをお飲み。
君の心の茶渋をとってあげたいんだ…」
センキュッ!!
え?
なに?
女なのに「おっぱいマン」はおかしい?
うるせぇケツアゴ野郎!!
クソして寝ろ!!
★おっぱいマン豆知識★
よしみんは十代の時ぼくっ子だったというイタい過去のもちぬしなんだ!
新興宗教の勧誘の人とがっつり話してみたら熱が出た。
今日ね昼間から家で初音ミクの般若心経聞いてたら藪から棒にドアのチャイムが鳴って、
ガスか何かの集金かと思って不用心にドア開けちゃったら、
そこには上品そうなおばちゃんが立ってて。
おばちゃん「こんにちは。わたくしN脇と申します。生活改善何とかのご案内で今この辺りの方にお話しさせていただいてて、むにゃむにゃ…」
何か健康のために朝五時とか六時とかの早い時間に集まってて朝日を浴びることが人間にとってどれだけ大切かとか、自分達は生活習慣を改善することでよりよい人生を送りましょうよとかそういう活動をしている団体で決してあやしい宗教ではないのだとかそういう話しをいきなり話し出した。
今思うとこの時点で調子が狂ってもう相手のペースに巻き込まれていた。
おばちゃん「今、お仕事はされてるの?」
私「いえ。」
おばちゃん「あら。失礼ですけど、奥さまですか?」
私「いえ違います。ニートです。」
おばちゃん「まぁ…じゃあ、人の輪の中に入るのが、あんまり得意じゃない感じ?」
私「え…(この人本当に失礼だな)」
おばちゃんはその後も一人で喋りながら何か冊子を見せてきた。冊子には人の道を説くようないい言葉やその団体がこんな立派な社会活動をしたとか書いてるようで、おばちゃんは自分が毎朝暗唱しているいい言葉を読み上げたりして
「ね?いい言葉でしょう?」
と言ってきた。
私は段々胸の辺りが苦しくなってきた。
何なんだろうこの人。
表面上とても立派そうな事を言ってるけど何かいろいろ破綻しているところをどんどん突っ込んでいって論破してやりたいようなうずうずしている自分もいて、
でももうそういうことはやめたいと思ってる自分もいた。
「私話を聞きたいとか一言も言ってないんですけど?自分は立派ないいことをしているから私の時間を奪う権利が当然あるとか思ってるんですか?」
とか
「自分にとって薬になったことでも他の人には毒になるかもしれないとか想像できないんですか?」
とか
そういう風にやたらと噛みつきたくなる自分を抑えるのがとてもしんどかった。
最近、言霊というのは確かにあるんだなと感じるような場面に出くわすことが多くて、自分が発する言葉にすごく敏感になっている。
感情をむき出しにしてきつい言葉で相手を追いつめるてしまうと、その時気分がいいように感じても全部そのまま自分に帰ってくる。
思ってもない美辞麗句や理想を並べて会話だけがトゥルントゥルンと空回りしたり、ただ会話をつなげるための中身のない話しをしてしまうとそれもしんどくなってしまう。
どうしたらいいかわからなくなったので、とりあえずおばちゃんの目をすごい集中力で覗き込んでみた。
基本的にわたしは変な人とか自分が好きなものについて真剣に語り出して止まらなくなるような人が大好きで、
そういう人が話に夢中になって、もうこっちにおかまいなしな勢いで喋っている時に相手の目の奥深くをじっと覗き込んでしまう癖がある。
そしたら時々なぜか相手の目が段々潤んできて、何かこっちも泣きそうになる時がある。
話の内容自体は私が全然興味がない相手の趣味の話しだったり、子供の頃の他愛無い話しだったりするんだけど、私はそういう瞬間が好きで、
『この人が生きててくれてうれしいな』
としみじみ思えたりする。
このおばちゃんが何か違うのは薄々わかってたんだけど、
ちょっとトライする感じでじっと眼を見つめてみた。
あと、どうしたらいいか分からない時は、とりあえず眼だけはかっ開いて起きていることをただ見届けることにしようと思った。
あれ?
なんか…
…目が合わない
顔はこっちを向いてるし私に向かってしゃべっているように見えるんだけど、
どんなに覗き込んでも目が合わない。
…この人は一体誰と話しているんだろう。
なんかその時もうゲロを吐きそうになった。
おばちゃんはどうやら今差し出している冊子を私が受け取るまでしゃべり続けるつもりらしい。
無理だ。
この人と会話をするのは無理だ。
完敗だ。
降参しよう。
とにかくこのやりとりを終わらせたい一心で私はおばちゃんの話しに割って入った。
私「あの…」
声が震える。
わたしはこの上品そうなおばちゃんが恐くなっていた。
私「その、朝起き会?みたいな集まりはどこでやってるんですか?」
おばちゃんがうれしそうに場所の説明をはじめた。歩いて行ける近所に立派な会館があると言う。毎日一年365日欠かさず続けられていて老人から子供まで色んな人が来ていてみんな生き生きとしていて…
とまた長くなりそうだったので、相変わらず震える声で言った。
私「あの…わたしは経験上、どんなにためになるいいことでも、自分から求めていったものしか身に付かないんです。」
おばちゃんが、やっと黙った。
私「それで…人に勧められて何か新しいことしてみるときは、その人を見て決めることにしているんです。それをやってる人が本当に幸せそうで尊敬できる人なら見習う価値があると思っています。えっと…お名前をもう一度教えてもらえますか?」
おばちゃん「…N脇です。」
その時やっとおばちゃんと目があった。
私「西脇さん、今わたし、ちょっとそういうの感じられないんです。何かね、…あの…びっくりしちゃって。」
おばちゃん「…。」
私「だから、このあと気持ちが落ち着いてから、もし今日のこの西脇さんとの出会いに何か感じるものがあったら、さっき教えてもらった場所にこちらから赴きます。」
おばちゃん「そうですねご縁というものがありますしね…。じゃあこの本だけでも読んでもらって。こちら、差し上げますので。ね?」
私「いえ、その本は、もしわたしが自分から行ったらその時ください。」
おばちゃん「じゃぁ、あの、あなたのお名前は?」
私「それも、その時に言います。」
おばちゃん「ぁ…でもはじめて来る人は車でお迎えに来て差し上げることになってるんですよ。朝の4時とか5時とかですから危ないでしょ?わたしの電話番号を教えておきますから…」
私「それも大丈夫です。もし行きたくなったら自分の足で行きます。」
おばちゃん「…そうですか。」
私「はい。今日はどうもありがとうございました。」
おばちゃん「ぁ、はい、ありがとうございました…」
おばちゃんは帰って行った。
なんかすごい疲れた。
おばちゃんが帰った後ちょっと熱が出て2時間くらい寝込んだ。
あんなに全力で対応しなくても、普通に忙しいとか興味ないって言ってすぐ断ればこんなに疲れなかったんだろうな。
話し聞いちゃったから目をつけられて執拗に勧誘に来るようになったら面倒くさいな。
変な人も夢中で話してる人の話しを聞くのも好きだけどあのおばちゃんは何か、すごく、嫌だな。
わたし、あのおばちゃんは大嫌い。
大嫌いな人のために、わたしの心は動かない。
あ、
なんか、
大嫌いって言うの楽しい。
ふふふ。
そっかー、大嫌いな人がいてもいいんだ。
もしまた来たら、
「あなたのことが大嫌いだからあなたの話は聞きません!」
とか言っちゃおうかな。
ふふふ。
また来ないかな、N脇さん。
変なの。さっきまで大嫌いだったのに。
何というか、
好かれようと媚びる必要もないしわざわざ喧嘩を売る必要もないんだよなぁ。
上手くバランスをとれるようになれば、他人に惑わされないでのびのび自然に振る舞えるんだろうか。
難しいな、人と関わるのって。
難しくて、面倒くさい。
頭ではわかっている時でも、気にしたくなくても、
心が、勝手に揺れる。
私はまだまだ未熟だから、今のところはあぁこの人好きだなぁ大切にしたいなって自然に思える人と関わるようにしよう。
そのことに気付かせてくれてありがとう。N脇さん。